ふははは、ブラックサンタおじさんだよ。
お前をムチで叩いてやろうか?
おいそこの子どもたち、プレゼントがほしいか?
ん?甘いお菓子がほしい?
ざんねん、石炭と灰袋だ。
お前をムチで叩いてやろうか?
ふははは。
ブラックサンタおじさんだよ。
ぜひウッチャンナンチャンの内村さんにブラックサンタクロースをやって欲しいと、 みの怖書店員一同、強く願っております。
はい、今回ご紹介するのはこちら。
赤いサンタより、ふつうに黒いサンタが好き。
次にくるサンタクロースはこれだ。
そう、ブラックサンタクロースをご紹介いたします。
「荒川アンダーザブリッジ」「聖☆おにいさん」で有名な漫画家、
中村光さんの「ブラックナイトパレード」でも登場しております。
黒いサンタはドイツ発祥で「クネヒト・ループレヒト」という名前の
サンタクロースの同伴者です。
「クネヒト」の意味は、召使いや従者、しもべっていう意味合いで、
「ループレヒト」は男性の名前なんだって。
「クネヒト・ループレヒト」の姿は、
長いおヒゲで毛皮かワラで身を覆った服装に鈴がついていて、
長い棒や灰の袋を持った姿みたい。
また一説には悪魔のような身の毛もよだつ姿をしていると言われています。
「クネヒト・ループレヒト」は子どもたちにお祈りが出来るかどうか聞くみたい。
「できる」と答えた子には「いい子」としてリンゴや木の実、お菓子をあげて、
「できない」と答えた「悪い子」は灰袋で叩いたり、
親が「悪い子」をしつけるために、ムチとして枝を置いてくこともあるみたい。
そのため、「いい子」には「聖ニコラウス」サンタクロースが甘いお菓子のご褒美を
「悪い子」には「クネヒト・ループレヒト」黒いサンタクロースが
炭や棒や石を置いてくるといわれています。
黒いサンタはヨーロッパの各地で知られています。
オーストラリアや東ヨーロッパでは「ペール・フェタール」
オランダでは「ズワルトピート」など様々な呼び名があり、
「悪い子」はムチで叩き、袋に詰めて連れ去ってしまうという逸話もあるみたい。
ルーマニアの黒いサンタ「クランプス」は「悪い子」には木炭を置いていくみたい。
「いい子にしないと、サンタのプレゼントは木炭よ」と子どもに言い聞かせるのが定番で、
今でもいたずらっ子へ本当に木炭をプレゼントした家庭もあるみたい。
アメリカの黒いサンタは石炭が定番で、
今では石炭そっくりの黒いキャンディをクリスマスの靴下にいれて、
からかったりするみたい。
ホームアローンのケビンみたいだね。
サンタクロースのモデルは4世紀に実在した人物「聖ニコラウス」司祭といわれております。
とても慈悲深い司祭で、貧しい人々を助け、多くに人々から信頼されていたみたい。
サンタクロースが「夜中の家に入って靴下の中にプレゼントを入れる」という伝統が始まったきっかけには、こんな逸話があります。
ある時、聖ニコラウスは貧しさのあまりに3人の娘を身売りしなければならない一家を知ります。
そして真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れました。
その金貨のおかげで、家族はバラバラにならず、みんな一緒に暮らすことが出来た。
というお話です。
聖ニコラウスが窓から投げた金貨が、偶然にも暖炉に下げられていた靴下に入ってあった。
ということが伝統の始まりといわれています。
聖ニコラウスが靴下を狙って入れていたら、ちょっとクスっときますね。
えいっ!とかいっちゃってたり。
なぜ「聖ニコラウス」が「サンタクロース」になったかというと、ヨーロッパからアメリカに伝わる時に、「セイント・ニコラウス」が英語風になまり「サンタクロース」として広まったとのことです。
ついつい志村けんさんのおばあちゃんを思い出しました。
え?なんだって?なんて会話があったのかも。
サンタクロースの赤い服は聖ニコラウスが生前、赤い司祭服を着ていたためと言われています。
またロシアでは赤いサンタではなく、青いサンタ「マローズじいさん」となっています。
赤いサンタクロースが日本で有名になったのは「コカ・コーラ」の影響が強いみたい。
1931年に「コカ・コーラ」飲料の宣伝に描かれていたサンタクロースが赤い服、
白い顎ヒデ、陽気な太ったおじさんの姿で広まり、
今のサンタクロースのイメージに定着したといわれています。
ヨーロッパのオーストリアで毎年行われているブラックサンタ祭り
「クランプスパレード」。
海外のブラックサンタクロースがどんな雰囲気なのか覗いてみてもいいかも。
ブラックサンタが活躍する「ブラックナイトパレード」もちょっと覗いてみて。
知っているとちょっぴり楽しいサンタクロースの話。
海外のクリスマスは、日本以上に悪い子をいい子へ正そうの意味を強く持っているから
黒いサンタがいるみたいですね。
今年のサンタは黒いサンタになって、
ちょっと変わったクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか?
みの怖書店員
怖い話が大好きで、つい夜遅くまで読み漁ってしまう夜ふかし系女子。 読むだけでは満足出来なくて、最近ホラーオーディオを聴きながら執筆する ホラージャンキーになりつつある。夜中のサブスク時間が大好き。
みの怖書店員
私も今年はブラックサンタクロースになろうと思ってます。
みの怖書店
アルバイト
どうしたの?書店員ちゃん。私なにかした?
みの怖書店員
いえ、誰がなにかしたわけではなく、急に黒いサンタへの憧れが強くなりました。
みの怖書店
アルバイト
あー、「ブラックナイトパレード」のクネヒトかっこいいよね。 なんかおちゃめなイケおじって感じがするし。
みの怖書店員
そうなんです。 中村光さんのキャラクターはどれもステキで、大ファンなんです。 「荒川アンダーザブリッジ」では村長さんが大好きでした。
みの怖書店
アルバイト
かっぱの村長さん面白いよね。 あのかっぱ設定のスーツとか。 私はやっぱり星が好き。 ヒモソングが最高。
みの怖書店員
分かります。分かりますとも。 ヒモソングはつい口ずさみたくなりますよね。
みの怖書店
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そうそう。 あ、話がそれたけど今年のクリスマスは黒いサンタになって何かするの?
みの怖書店員
黒いサンタになってプレゼント交換の全プレゼントを石炭風のキャンディか石炭ザンギにしようかなと。
みの怖書店
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おお。全ての良い子を悪い子に変えるってことだね。ん?石炭ザンギって?
みの怖書店員
石炭ザンギは北海道三笠市にある鳥のからあげですよ。 イカ墨で結構美味しかったです。 ほら、この間店長がお土産でくれたあのからあげですよ。
みの怖書店
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あー、あの黒いからあげ石炭ザンギっていうんだ。たしかに美味しかったね。覚えとこ。 今年のクリスマス会も楽しくなりそうだ。
みの怖書店員
クリスマスは楽しんだもん勝ちですからね。
みの怖書店
アルバイト
黒いサンタコスも期待できそうだ。
みの怖書店員
ふふ、期待しててくださいね。