教えてあげる、本物の呪術というものを。
領域展開。
「お湯のかさまし。」
ピッ!
「20Lのお湯をたします。」
最近おふろのたし湯する時は、必ずいっています。
これが私のルーティーン。
はい、今回ご紹介するのはこちらになります。
NO JUBUTSU , NO LIFE !
呪物なしでは生きられない。文字通りの呪物ライフ。
今注目の呪物コレクター田中俊行さんをご紹介します。
田中 俊行
呪物コレクター、怪談師、イラストレーター。
幼少の頃より奇怪なものや怪談話が好きで収集を開始。
いわくつきの呪物を自ら購入するほか、
全国から様々なエピソードとともに呪物が送られてきて
その呪物の数は150体以上。
現在その呪物に囲まれた部屋で暮らしている。
日本全国の怪談イベントや大会への出演オファーが舞い込む、
怪談師としても実力が認められている。
「稲川淳二の怪談グランプリ2013」優勝
「怪談最強戦2020」決勝進出
「怪談最恐戦2021」優勝
と数多くの実績を残している。
「やりすぎ都市伝説2022冬」テレビ東京
「怪談のシーハナ聞かせてよ」エンタメ〜テレ
「カンニング竹山の土曜 The NIGHT」ABEMA
「スピードワゴンの月曜 The NIGHT」ABEMA
「オカルトエンタメ大学」ファミリー劇場
独特の口調と表情から放たれる怪談により、
年間200本以上怪談イベント出演している
今、注目の呪物コレクターです。
超自然的な力により、人間にわざわいとしあわせをもたらすと信じられ、
神聖なものとして捉えている物体を「呪物」と呼ばれています。
「呪物」は宗教的な意味合いが強く、未開の原始的な社会にみられます。
「呪物」を崇拝の儀式に使用され死霊や精霊、霊魂と結びつけたものといわれ、
そのため「呪物」の中には、
「所有していると身の回りで不思議な現象が起きる。」
と言い伝えられているものもあるといわれております。
田中俊行さんは呪物に対して怖いイメージや呪いの悪いイメージはなく、
人間に覚悟をもたられるもので、「呪物」は、アフリカの精霊信仰のように、
呪物師がいて相談を受けて、呪術をかけ精霊や神様を宿したりする
アニミズムだという考え方を持っています。
そのため、収集している呪物も基本は呪物師が関わっているものみたいですね。
田中俊行さんが呪物をあつめるきっかけはひとつの人形にあるみたいです。
田中俊行さんは普段怪談ライブをやっていて、お客さんからいわくつきのものを渡され、
断りきれず頂いておりました。
それから家にいわくつきの呪物が集まってきたみたい。
その時は、たいして呪物に興味はありませんでした。
そして今から7〜8年くらい前に
「預かってください」
と人形を渡されました。
しかたなくその人形を預かり、家に持って帰りました。
それから部屋の電気が付いたり、消えたり、
メールを打とうとしても、音声認識アプリSiriが何度も立ち上がって、
仕事が出来なくなったりと不可解な現象が起きたそうです。
頂いたその人形はその時袋に入れていて、袋から出すと不可解な現象がふっと収まりました。
それをきっかけに
「ものに何かが宿る」
と思い、呪物を集めるきっかけになったそうです。
人形の名前はチャーミーと名付け、
その時期にきていた大型台風「Trami」から名前を貰ったみたいです
チャーミーがきっかけで、いわつくつきのものや呪物とされるものを調べ、
世界中に呪物が存在していると分かり、その土地の当時の呪物に対する人たちの想いや願い、
歴史や文化に触れて、呪いとは別に、呪物にハマっていくきっかけになったそうです。
いわくつきのチャーミー人形は関西の介護施設にもともとあったそうです。
「可愛がったら、確実に2-3日で死ぬ」といわれています。
実際に5人亡くなられているそうです。
とうとう呪物部屋の整理が始まりました。チャーミー先輩は最近忙しいのでベッドで寝てもらってます pic.twitter.com/hHhooUom2o
— 田中俊行🦄🐲🐉🐛🦚👶🧑🏿🦱 (@tetsu_gamon) November 18, 2021
2021年までは兵庫県の実家でチャーミーと暮らしていて、
心霊番組にチャーミーが呼ばれるようになり、
チャーミーが東京から帰ってこなくなり、
田中俊行さんは追いかける形で上京になったみたい。
チャーミーについて田中俊行さんは、
「チャーミーのおかげで今では東京で仕事ができるようになり、
結果的に福をもたらしてくれました。
チャーミーはもともと可愛がられるために生まれてそれが嫌われてしまい、
もう一度『可愛い可愛い』とみんながいってくれて喜んでいるんじゃないかなって思います。」
と話してくれています。
またチャーミーのおかげで上京した田中俊行さんですが、
上京する前は実家に住んでいたため収集した呪物を実家に置いておき、
家族の方にめちゃくちゃ嫌がられていたみたいです。
本日は呪物コレクター田中俊行さんのご自宅にお邪魔しました。いやー楽しかった! pic.twitter.com/jli37pTwhC
— DJ急行 (@djqko) April 20, 2023
田中俊行さんは現在、150体以上の呪物と一緒に生活しています。
その呪物たちと生活するため、様々なことに気をつけて暮らしています。
田中俊行さんのお家には、「おしら様」という東北地方で信仰されている
家の神様を譲り受けたみたいです。
「おしら様」は遠野物語にも登場します。
物語の中でも「おしら様」は二足、四足の動物の肉や卵を嫌い、
これをお供えたり、目の前で食べてしまうと顔が曲がり、
大きな病気にかかる祟りに遭うという言い伝えがあります。
そのため、田中俊行さんは「おしら様」の前ではくちもとを隠して、
食事をしているそうです。
また150体以上の呪物もあるため、
すべての呪物の言い伝えを守るのは難しいみたい。
なので、呪文を簡略し、お香は一つだけ焚くなど、
できる範囲で行っているとのことです。
それでも毎日のルーティーンになるとかなりの時間がかかってしまいますよね。
家に帰ったら、呪物に
「今日もありがとうございました。お疲れ様でした。」
とお礼を言うのも、ルーティーンのひとつみたいですよ。
やはり数多くの呪物をかかえる田中家では、
数多くの心霊現象が起きているそうです。
呪物と暮らしていると
「寝ているときに誰もいないはずの部屋から足音が聞こえる。」
という体験や
「何かの気配を感じる。」
ことがあるみたい。
田中俊行さんよりも、
お家に泊まりに来た方が何かの気配を訴えることが多いそうです。
田中さんのお家に別々に訪れた皆さんが、
同じ”臭い”を訴えてきたということです。
田中俊行さんのお部屋には、チベットの呪物がありました。
それは亡くなった方の遺灰と土をこねて作る仏像でした。
その呪物からは強烈な”臭い”が出て、まるで人間が歩き回るように、
自由自在に動くと言い伝えられています。
ただ、極めて稀にしか臭いは発生しない。とのこと。
チベットの呪物は知り合いの骨董屋さんから譲っていただいたもので、
その時ちょうど仕事が忙しかったため、
頂いてからしばらくダンボールに閉じ込めたまま、
放置してしまいました。
それからある日、田中家に来た友人が
「変な臭いがする」
と言い出したそうです。
しかもある一部分だけ指さして
「ここだけが臭い。」
といったそうです。
田中俊行さんは、その時
「何を言っとるんやろ?」
と特に気にしなかったそうです。
その後も別の友人たちが同じことを言い、
「この空間の一部分だけが強烈に臭い。死臭みたいな臭いがする。」
「臭い箇所が移動している。」
と訴えてきました。
そこでやっと
「もしかしてあの呪物が臭いを出しているんじゃ…。」
と気づき、ダンボールから取り出し部屋に飾りました。
それ以降は臭い騒動はピタリと収まったといいます。
また友人たちにはその時チベットの呪物を譲っていただいた話は
一切しておりませんでした。
呪物が増え続けている田中俊行さん。
最近、呪術師のひとから警告を受けたみたい。
「お前は呪物を舐めているから、気をつけろ。」
いろんなものを集めすぎて、危険な状態だと。
その呪術師が言うには、
鎖で繋がれていない猛獣を自宅で飼っているような状態だそうです。
「今はお前の言うことを聞いているかもしれないけれど、
その呪物たちは気分次第で、
いつでも手のひらを返してくるぞ。」
といわれたそうです。
それからは、
「呪物はお守りのように幸運をもたらしてくれるのだけではなく、
きっかけひとつで、想像できないような恐ろしいことを引き起こす可能性がある。」
と考えているそうです。
田中さんの今後は呪術師になって呪物たちの思いを受け止められるようになりたいみたい。
「呪物から今恩恵を感じているからこそ、 いつか自分自身の身に恐ろしいことが起こる可能性がある。 一緒に暮らすのは正直怖い。」
「それでも、誰かに譲ろうとか、お焚き上げをしようとは全く思わない。 本来なら呪物はお寺で供養してもらったり、お焚き上げしてもらうのが良いと思う。 けど、きっと呪物には、僕たちに人間に訴えたいことがあるため、 その思いをきちんと受け止めるののが、 呪物コレクターの役目であり、呪物という存在をちゃんと受け止めるのが、 彼らの救いになるんじゃないかと。」
「でも、僕は霊感が全くないから、現状、呪物とのコミュニケーションはほとんど取れていません。 そのでももっと呪物のことを理解したいから、呪術師になる修行をしたい。」 といっております。
呪物を危険なものや悪いものと判断しない、
田中俊行さんらしい優しさ溢れる気持ちが伝わってきますね。
いつかチャーミーとも会話ができると良いですね。
Z世代に向けた東京発の動画メディアMcGuffinさんが
田中俊行さんのお部屋を紹介しています。
数多くの呪物が出てくるので、ぜひ覗いてみてください。
呪物とともに起き、呪物とともに眠る呪物コレクター田中俊行さん。
呪物への敬意や愛が感じられる温かみのある方でしたね。
田中俊行さんのこれからの呪物ライフを見守りつつ、
怪談師としての今後の活躍も注目していきましょう。
みの怖書店 店長
某雑誌の編集長だったのに、断りきれなくて
みの怖書店店長をやってるハイタッチ多め系女子。
最近1番怖かった事は、ノリでパートナーを探してよく分からんIT社長にフラッシュモブのプロポーズをされ、
断りづらい雰囲気の中、最後はあやまってダッシュで逃げた経験有り。
フェスが大好きで、時々ひとりキャンプをしてゆったり過ごしている。
みの怖書店員
田中俊行さんの呪物コレクションは、すごい数ありますね。
みの怖書店
店長
そうね。それに偽物というよりも本物が集まっているように見えるわね。
みの怖書店員
あの大きな藁人形にはちょっとゾッとしました。
みの怖書店
店長
京都の有名な神社にあったあれね。釘の跡や実際の釘が刺さってるのはゾワゾワするわよね。
みの怖書店員
あの鵺の話も怖かったですよね。
みの怖書店
店長
田中さんのあの独特な口調と話し方でまた一層怖かったわ。
みの怖書店員
あの淡々さもなかなか怖いですよね。 そういえば、店長もおちゃめなところがあるんですね。
みの怖書店
店長
なに?急に?
みの怖書店員
え?だって、おふろ入る時に呪術廻戦ごっこしてるじゃないですか。私もよくやるんですよ。 領域展開。水のかさまし!とか。
みの怖書店
店長
ふふ、そういえばあなたも呪術廻戦好きだったわね。 なかなか楽しいわよね。あれ!
みの怖書店員
なかなか楽しいですよね。あれ!