ひとつ階段を上ると、見える景色も変わってしまう首狩神社。

そろそろ年末だね。今年もお疲れ様でした。
ねえ、ちょっと早いけど神社にお参りに行かない？
今年の感謝を伝えるために、あなたと一緒にいきたいの。
ちょっと遠いから来週の週末は空けておいてよね。
場所は静岡県からちょっと先にある有名な神社なんだ。
さあひと階段上ろうよ。

首狩神社を。

はじめの一歩がおわりの一歩になりそうな、 そんな予感がプンプンしますね。
さて今回ご紹介する心霊スポットはこちら。
1歩すすんで、おちゃめに3歩してはならない心霊スポット 「首狩神社」です。
愛知県にある恐ろしい心霊スポットで、 テレビ番組「世界の何だコレ！？ミステリー」でも取り上げられたみたい。

首狩神社の正式名称は、浅間神社 富士社といわれています。
浅間神社は富士山をご神体として、 小高い丘の上から富士山を信仰することから生まれて、 全国に1300社以上もある大神社ですね。
呼び名は、古くは「あさまじんじゃ」と呼ばれていて、 今では「せいげんじんじゃ」と呼ばれているそうです。

首狩神社の由来は江戸時代にさかのぼります。
江戸時代の日本の人やものを運ぶ道の間に関所を設置しておりました。
関所では通行人や荷物を調べたり、通る時に通行税（お金）をとったりしていました。
関所のイメージは、空港の入国検査みたいだね。
関所の目的は、当時の江戸幕府は諸大名の謀反を防ぐため、 江戸に諸大名の奥さまを人質としていました。
そのため江戸から奥さまが出られないよう関所で監視をする目的もあったみたい。

関所の検査が厳しくて、通ることが出来ない女性が関所を避け、 険しい裏街道を通ることがありました。
その裏街道という名前の通り、 整備された道ではなく常に危険と隣り合わせでした。

その道はかなり険しく、旅慣れていない女性は足を滑らせたり、 命を落としたり、動けなくなったりと。

そこを狙う山賊がおりました。
旅人は、宿泊代や食費などお金を持っています。
山賊たちはそこに目をつけて、 旅行者の金品をとったり暴行を受けることがあったといわれています。

山賊たちは殺したひとの首をはね、 仲間たちに自慢するためにその生首を浅間神社の石段に置いていたのです。
それから首かり神社という名前がつけられたといわれております。

首狩神社の階段の１段目と３段目の階段が危険で有名みたい。
なんでも血がしたたる生首が１段目と3段目に置かれていたため、 踏むと呪われるという噂されています。

江戸時代では罪を犯したひとを見せしめとして、 さらし首にするという死刑の方法がありました。
山賊たちに襲われ、さらし首にさらされたひと達の 無念や怨念が呪いとなっているのかも。

Youtubeで日本全国の心霊スポットや恐怖ゾーンをレポートしている ゾゾゾさんが首狩神社を紹介しています。
行く前にどんなところか覗いてみてもいいかも。

名前がもうすでに怖い首狩神社。
丑の刻参りがあったと噂されている恐怖の心霊スポット。
それでも行きたい方は、こちらのGoogle Mapを参考にどうぞ。

散策や肝試しを行う際は、 必ず所有者や管理人に許可をとりましょう。
許可のない訪問は不法侵入罪や建造物侵入罪となる 可能性があります。
また近隣住民の方々に迷惑のならないよう、 マナーを守って行動しましようね。

女性の霊の目撃談が絶えない首狩神社。
階段を上る時はくれぐれも、一段ずつしっかり上りましょうね。