ダダン「ダンダダン」。

ダダン「ダンダダン」、ダダン「ダンダダン」。
テレレーテーレレーレー。
ダダン「ダンダダン」、ダダン「ダンダダン」。

なんてメロディが流れてきたら、
ついついアイルビーバックしたくなりますよね。

はい、今回ご紹介するのはこちら。
ラブストーリーは怪異とともに突然に。
今をときめくオカルティックバトルと青春ラブコメ漫画「ダンダダン」を ご紹介いたします。
幽霊を信じないオカルトマニアの「オカルン」と 宇宙人を信じない女子高生「モモ」が 怪異、幽霊、妖怪、宇宙人、超能力などオカルトにまつわる怪奇現象と 戦うオカルティックバトルと青春ラブコメ漫画となっております。

霊媒師の祖母を持つ綾瀬桃「モモ」は、宇宙人の存在を信じてはいないが、 幽霊は信じている派の女子高生。
同級生のオカルトマニアの高倉健「オカルン」は、幽霊の存在は信じていないが、 宇宙人の存在は信じている派の男子高生。

ある日、俳優「高倉健」似の人生初の彼氏に振られた「モモ」は、
教室でいじめられていた「オカルン」をいじめから庇います。
それから、「オカルン」は話しかけてくれた失恋中の「モモ」をオカルト好きと勘違いし話しかけますが、 お互いの信じるオカルトが正反対のため2人はケンカになり、
「自分の信じるものの存在を証明できたら相手をパシリにする」
という勝負をすることになります。

お互いが指定した「心霊スポット」と「UFOスポット」で2人とも同時に妖怪と宇宙人に遭遇してしまいました。
その後、ふたりはお互いの理解を超越した怪奇の世界へと足を踏み入れていきます。

「少年ジャンプ＋」で2021年4月から連載が始まり、
最新話を更新するごとに100万閲覧数となり、
現在では累計閲覧数は３億6,000万を超え、累計発行部数320万部を突破し、
「少年ジャンプ＋」初の快挙を成し遂げた人気漫画です。

2021年に次にくるマンガ大賞Webマンガ部門で2位となり、 2022年全国書店員が選んだおすすめコミックでは1位に選ばれました。
2023年現在までに単行本12巻を発売しており、 この度2024年にアニメ放送が決定いたしました。

ダンダダンの作者は、龍幸伸先生です。 龍幸伸先生は「チェンソーマン」の作者である藤本タツキ先生と 「地獄楽」の作者である賀来ゆうじ先生のもと、アシスタントをしていました。

藤本タツキ先生と賀来ゆうじ先生の両先生方は、
アシスタント時代の龍幸伸先生を
「総合的な画力が高い。」
「少年漫画でトップクラスの画力。」
だと、高く評価されております。

龍幸伸先生は、ホラーを題材の漫画は得意ではなかったそうです。
漫画が描けない時期がありました。
その時にネタ帳に書いてあった
「映画『貞子VS伽倻子』が面白い」
の一文が目に留まり、ホラーに少しのギャグ要素を入れると面白いと考えて、 「ダンダダン」が誕生しました。

個性豊かなビジュアルの妖怪や宇宙人、UMAたちが登場します。
初登場の宇宙人は四角いフォルムの人間型宇宙人「セルボ星人」が登場しています。
普段の姿は七三分けの中年男性のような格好ですが、
戦うときは全身縞模様の宇宙人の姿に変身します。

私は初めてみたとき、

「あ！ダダだ！」

って思ってからなんだかすごく愛着が湧きました。
「ダダ」はウルトラマンに出てくる三面怪人ダダ星人。
コードネームはダダ271号です。
顔を変えるだけで、３体いるように見せかけて ウルトラマンに攻撃が当たらなくて、 最後は透明になり逃げようとするんですが、 倒されてしまいます。
なんだかお茶目で可愛いですよね。

そんなダダっぽいセルボ星人のように、
他にも個性豊かな宇宙人や妖怪が登場します。
ぜひお気に入りのキャラクターを見つけて 推しキャラにしましょう。
私の推しキャラはのちに出てくるアクロバティックさらさらです。

「オカルン」が初めて会った妖怪「ターボババア」に取り憑かれてしまいますが、 しかしその取り憑かれた「ターボババア」の力を使い、半分怪異に変身します。
そのターボババアモードの姿はカッコよく、 戦闘シーンもスタイリッシュな勢いがあり、俊足で動きます。
またその反動で話し方が鬱モードになりますが、 それもコミカルなので注目してみてください。
他にも「モモ」が超能力を使えるようになったり、 スタイリッシュな仲間たちが登場します。

人を襲う妖怪や宇宙人たちですが、悲しい過去をもった妖怪たちや 様々な事情をかかえる宇宙人のちょっと切なくて心温まるエピソードがあります。
「ターボババア」が現れたトンネルは、 過去に連続少女殺人事件が起きた現場だったそうです。

過去の「ターボババア」は決まって
「成仏できない少女のところに行って慰めて回っている幽霊」
であることが分かります。
そのため「ターボババア」は少女が新しい被害にあわないように、 男性を襲っているとのことです。
それだけでも、とても慈しみのあるおばば様だということが分かりますよね。

またアクロバティックさらさらのエピソードは、とても切なくてぜひ読んでほしい、 イチオシのエピソードになっております。
私は何度読んでも、アクさらエピソードで泣いてしまいます。
またアクロバティックさらさらは、 ネット上でオカルト掲示板で有名になった怪異、通称「悪皿（あくさら）」です。
他にも切ないエピソードや心温まるエピソードが満載なので、
ぜひ自分のイチオシを探してみてください。

「モモ」と「オカルン」は怪異に立ち向かいながら次第に、
お互いを意識し合っていきます。
いいパートナーとして成長していくふたりはなかなか恋愛に発展できないのですが、 お互いを意識し、その照れあってる様子がとてもムズキュンします。
ふたりがちょっといい雰囲気になってきたら、憎めないライバルたちが登場し、 ふたりの関係が変化する様子など見逃せません。
またギャルとオタクという異色カップリングも私は推していきます。

また様々なギャク要素が豊富で、巧みなオマージュやパロディが数多くストーリーに織り込まれています。
登場キャラクターや妖怪、宇宙人、UMAにももちろんオマージュがあり、 多くの伏線も隠されてるみたいですね。
のちに出てくる出囃子（でばやし）集団では、心の中でずっとエックスしていました。

そんな魅力満載なダンダダンの第１話と第２話が無料で「少年ジャンプ＋」で読むことができます。
ぜひ読んでみて、ダンダダンの魅力を体験してみましょう。

2024年にダンダダンのアニメ放送が決定いたしました。
公開されたビジュアルは、モモとオカルン、そして妖怪や宇宙人たちが、 サイケデリックなカラーで仕上げられていて、とてもカッコいいです。

映像制作は「四畳半タイムマシンブルース」や「平家物語」のアニメーション制作を手掛けたサイエンスSARA。
映像監督は「犬王」の演出や「映像研には手を出すな！」の副監督を務めた山代風我氏。
シリーズ構成・脚本は瀬古浩司氏。
音楽は牛尾憲輔氏。
キャラクターデザインは恩田尚之氏。
宇宙人・妖怪デザインは亀田祥倫氏。
そうそうたる面々の方々が制作されます。

原作者の龍幸伸先生からコメントも発表されております。

12月6日、7日に幕張メッセにて開催される「ジャンプフェスタ2024」にTVアニメとしても参戦します。
16日12時〜12時30分の「ジャンプスーパーステージBLUE」では、 ダンダダンステージイベントが行なわれ、 キャスト発表などアニメ最新情報が公開される予定となっております。

オカルティックバトルと青春ラブコメ漫画「ダンダダン」。
オカルト好きには堪らないオマージュやスタイリッシュバトルアクション、
青春ラブコメと笑って泣けるオカルトラブコメディ漫画を読んで、
2024年のアニメに向けてテンションを上げてみてはいかがでしょうか？